スキナモノバコ

私の好きなものを掘り下げる日記。

マクロビ2

前回から続きます。

まだ読んでない方はこちらを参照

chomi01.hatenablog.com

 

今回は宇宙の原理について。長くなります。そしてちょっと難しい話かも。

マクロビオティックの提唱者、桜沢如一が説明した宇宙の秩序7つの原則と、12の変化の法則(無双原理の12定理)を紹介します。

宇宙の秩序7つの原則

1.すべてのものは、唯一なる無限から分化した。
2.すべてのものは変化する。
3.対立するすべてのものは、相補的である。
4.同一のものはなに一つない。
5.表があれば、必ず裏がある。
6.表が大きければ、裏も大きい。
7.始めがあるものには、終わりがある。

無限宇宙の12の変化の法則

1.一なる無限は、永遠に変化する相補的、対立的な性質の「陰」と「陽」として現われる。
2.陰陽は、一なる無限である宇宙の永遠の運動のなかからたえず現われる。
3.陰は遠心的であり、陽は求心的である。陰と陽が互いに作用してエネルギーと森羅万象を作り出す。
4.陰は陽をひきつけ、陽は陰をひきつける。
5.陰は陰をはねつけ、陽は陽をはねつける。
6.種々異なった割合で融合した陰陽は、それぞれ異なった現象を作り出す。現象の中でのひきつけ(索引)とはねつけ(排斥)の作用は、陰陽の力の差に比例する。
7.すべての現象は無常であり、陰陽の力の構成はいつも変化している。陰は陽に、陽は陰に転ずる。
8.絶対的陰、あるいは絶対的陽であるものは、なに一つない。すべてのものは程度の差こそあれ両性をあわせもっている。
9.完全に中性のものはなに一つない。どんなものでも陰か陽のどちらかが勝っている。
10.大陰は小陰をひきつけ、大陽は小陽をひきつける。
11.極陽は陰を生みだし、極陽は陰を生みだす。
12.すべてのものの中心部は陽であり、表面は陰である。

 

…はい!

息切れましたね!なんか抽象的でよくわからない言葉の羅列ですね!

解説します。

私たちは中学校や高校の理科の授業で、原子の話とか教わりましたよね。原子構造では電子はマイナス(陰性)で、陽子(プロトン)はプラス(陽性)の電荷を帯びている、ってやつです。そんで構造上は陽子の周りを電子が動き回ってます。

ほら、中心部が陽で、表面が陰です。さっきの箇条書きの後半12番目のやつです。

あー、そんなこと習ったかもくらいで大丈夫です。

最近の研究では、原子よりももっと小さい構成因子とかが発見されているようですが、私も物理学に精通しているわけではないので、ここでは一般教養の範囲で済ましますね。

私たちの体も、今私が触ってるこのパソコンも、机も、今飲んだお水も、全部この陽と陰を持った原子で構成されています。 これは宇宙にあるすべてのものに当てはまります。

 

なんとなく納得。

 

このようにしてですね、他にも元素、物理構造、波長、仕事の性質、生物界(動植物)、性別、ヒトの身体構造、行為などなど、あらゆる物事に陰と陽の性質が当てはまるのだそうです。

そしてこの陰陽の宇宙原理は、言い方は違えど、もう何世紀も前から、いろんな宗教家や、哲学者、科学者により現代まで伝えられているそうです。それこそユダヤ教道教も、神道、仏教、キリスト教ゾロアスター教にも共通しているのだそうです。

本に載ってたからそのまま引用したけど、ゾロアスター教って何?って思ったからリンク貼っておきます。これは読み飛ばしてもいいよ!

ゾロアスター教 - Wikipedia

そんなわけで、この広ーい宇宙には私たちの目には見えないけれども、ちゃんとルールがあるんだから、そのルールに従って生活しましょ!ってことです。

なんでかって、世界には陰と陽の性質があるもので溢れているのに、そのうちの陰(もしくは陽)のものばっかり摂取してたら、そらバランス悪いでしょう。

元々は宇宙は一つで、そこから2つの相反する性質のもの(陰と陽)に別れ、エネルギギーと振動の段階、それによって凝縮した無数の粒子(素粒子)の段階、素粒子のスパイラル集合によって形成された原子、元素の段階、それから分子が作られ、物質(個体、液体、気体)になり、有機体が生まれ、そこから何億年も細胞分裂を繰り返して現代の我々にまで分化してきたのだそうです。

その過程で、自然に食物として摂取してきたものは、その土地、その環境、そこに住むヒト(生物)にとって陰陽のバランスの良いものだったみたいです。

ところが現代になって、いろんな栽培技術や輸送技術の向上により、その土地のものではないものが簡単に入手できるようになりました。化学調味料やら添加物やらのたくさん入った食品も増えました。そしたら生活習慣病になる人が急増です。精神疾患も増えてきたし、犯罪は凶悪化してくるし、家族は別々で住む人が増えるし、戦争には核兵器まで出てきたよ!これは人類の衰退じゃないか!って声をあげたのがマクロビオティック提唱者の桜沢如一さんとそのお友達、お弟子さんたちなんですね。

宇宙のルールに逆らった生活をしているから、病気になったり、心穏やかに過ごせなかったり、悲しいことになるんだよ!ってことです。

 

桜沢さんは反戦運動家でもあったそうです。代弁するなら、「みんな自分のことでいっぱいいっぱいで忘れがちやけど、みんな一つの宇宙で暮らしてるんやで。だから食事の方法を、地球規模、宇宙規模で考えて実践しようよー。そしたらみんなの心が穏やかになって、戦争なんて無くなるよー。」て感じでしょうか。

 

 

ふう、疲れましたね。

胡散臭いながらにも、様々な科学的根拠に基づいてると理解してもらえたでしょうか。

前述の本の中には科学的な根拠や解説がみっちり詰まってて、なんとなく納得できるんですが。ここでは全部は紹介しきれないので、このブログしか読んでない人には伝わらないかもですね。文章ヘタクソですいません。

 

とんでも長くなっちゃったので、今日はこの辺で。

次はもうちょっととっつきやすい食べ物の話にしようね。

 

はばぐっでい!

chomi